2002年06月09日
トーノZEROアニメ感想満月をさがして total 2275 count

厳しくあろうと嫌われようと筋を通して生きることの難しさと価値

Written By: トーノZERO連絡先

 昨日の満月も、グッと来る泣ける話をやってました。

 ベテラン演歌歌手に向かって失礼なことを数々やってしまう満月。和服に向かって、「七五三みたい~」と言ってしまったり、もう大変。この、ボケっぷりのやばさが、ここで露呈した感じですね。

 しかし、この事態は、誤解が誤解を呼んでこじれたようなところがあって、本音を面と向かってズバッと言うことで、ベテラン演歌歌手の方も思うところがあったようです。

 ここで、この演歌歌手、昨日感想を書いたばかりのどれみのマジョクロスさんとも相通じるところがあると思います。マジョクロスさんが「ガンコで、職人肌で、けして妥協はせず、常に自分の技術を磨き続ける。そんなストイックな魔女であると同時に、本来魔法で何でもできるはずなのに、あえてそれに逆らって、自分の手で織物を作り出すことにこだわり続けています。」ということなら、この演歌歌手も、「自己にも他にも厳しさを絶やさず、嫌われることがあっても、けして妥協はせず、常に自分の技術を磨き続ける。そんなストイックな歌手であると同時に、本来人気者でいくらでもチヤホヤしてもらえるはずなのに、あえてそれに逆らって、自分に対しても厳しくありつづけることにこだわり続けています。」と書くことができます。

 こういうキャラクターは単に大人であると言うだけでなく、尊敬に足る、そして、子供が学ぶに足る大人であるという意味で、作品中での非常に高い存在意義があると思います。そして、同時に言えることは、本当に尊敬に足る大人が実はけして多くはないと言うことです。いずれにせよ、そういう数少ない大人を描き得ることが、今のアニメにおいて実現されたことは喜ばしいことだと思います。

 と~のは、この演歌歌手も応援しています。


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